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両腕にそばかすのような斑点があるので、皮膚科に行ってみてもらったところ、対側性遺伝性色素異常症と診断されました。
顔にもソバカスがあります。
どちらも治したいと思っていますが、同時に治療はできますでしょうか。
お答えします。
対側性遺伝性色素異常症ではない、単なるそばかすであればフラッシュ光線治療できれいになります。
治療例写真をご覧ください。
そばかすのフラッシュ光線治療症例写真
そばかすの場合は治療に何ら問題はないのですが、遺伝性色素異常症となると話が変わってきます。
遺伝性対側性色素異常症でしたら、治療はしないほうがいいかもしれません。
遺伝性色素異常症の場合、光線感受性異常によるDNA修復機構の異常の可能性が示唆されています。
光線療法やレーザー療法はやらないほうがいいかもしれません。
顔についてもそばかすではなく、色素異常症が顔に発症したものの可能性が高いですので同様です。
そばかすの治療はフラッシュ光線の適応です。
参考:色素異常症に関する医学論文の要旨
論文要旨
遺伝性対側性色素異常症は常染色体優性遺伝の色素異常症で、四肢遠位部に色素斑や色素脱出を左右対称性に認める。
以前はその皮膚症状から、類似の色素斑を認めるDNA修復障害である色素性乾皮症の軽症例と考えられていたが、紫外線感受性は認めず、現在は別の疾患単位とされている。
今回、常染色体優性遺伝形式をとり、手背や足背、顔面に多発性の色素斑や色素脱出を認める13歳男児を経験した。
神経症状や発育障害など皮膚症状以外の症状は認めなかったが、正常対照と色素性乾皮症相補性A群のほぼ中間の紫外線感受性を示し、色素性乾皮症バリアントの遺伝子変異を認めなかった。
本症例は遺伝形式や皮膚以外の臨床症状が色素性乾皮症とは異なり、紫外線感受性を有する遺伝性対側性色素異常症と診断した。
本症例から遺伝性対側性色素異常症にも紫外線によるDNA修復機構の異常が示唆された。
(小児科学会誌より)
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